ブレード・ランナー (1982) ★★★★★

監督:Ridley Scott

大学のどっかのサークルが主催する上映会でみてきた。ひさびさに観たが、うーん、ハードボイルド。哲学的云々というより、SFハードボイルド・メロドラマでんな。近未来のLAの話だけど、だれかれかまわずタバコを吸いまくっているところが80年代っぽい。また、ハリソン・フォードが「キスしてと言え」と迫るロマンスなシーンが男性上位的雰囲気で、たった8年前の映画なのに時代を感じるのはなんだか感慨深い(補記:あ、18年前でした。間違い間違い)。

映像的には完璧というか、…ま、ぼくが褒めるまでもないですね。ハードボイルド・メロドラマな映像&ストーリーにSF味をもたらしているのはルドガー・ハウアーの怪演どすな。ヴァンゲリスの音楽がまた魅力的で、この映画の魅力の4割ぐらいは音楽かも。ということで、帰りにサントラを買おうと思ってタワレコに寄ったら、ジャズの安売りが目に入り、ヴァンゲリスなど買っているばやいではないと、そちらをしこたま買うはめに…チーン。 (12/03/2000)