私立と国立、仙人とヒジョーキン

日本に戻ってきてまだ一年経ってない丁稚教員の戯言ですので、「今さら何言ってんの?無知すぎ。 m9(^д^)プギャー」(←最近お気にいりのAA)と笑ってくだせい。

日本の教育システムに興味津々なオレ。研究会の飲み会とかで他大学のヒトに会うといろいろ聞くんだけど、いやあ、大学によってまちまちですね、ほんと。横並び時代も一昔。関東圏の某国立大学なんて、3学期制にしたせいで年度末の授業が終わるのが3月始めだってよ! 関西圏の某国立大学は前期8月まで授業があるってよ!

あと、国立と私立の決定的な違いを学んだんですが、とにかくヒジョーキンの数が違う。逆にいえば仙人(←すごい当て字‥)の数が違う。先日、某六甲国立大学のヒトと話しをしていたんだけど、文学部に15学科前後もあって、学部生が学部全体で一学年100数十人しかいないんだって?! 目んたま飛びでるほどびっくり。うちなんてうちの学科だけで学生110人以上いるのに。仙人は12人で、それでも私学にしては少人数教育な方ですよ。まあ、確かに思いおこせば自分が国立大の学部生だったころ、学科にいる学部生の数は1学年、教員+助手の数と同じかヘタしたら少なかったかも。遠い昔の話なんで忘れていた。

かように国立は圧倒的に仙人が多いかわりにヒジョーキンが少ない。某国立大学のヒトに、「そちらはヒジョーキンを限りなくゼロにする方針だと聞いたんですが本当ですか?」と聞くと、「うちはヒジョーキン雇うカネないから」‥って、そりゃ、そんだけ仙人いたらカネないわな。

しかし、仙人が多ければ即少人数教育になるかというとそうでもなくて、特に基礎科目は、ヒジョーキンが多いシステムの方が少人数クラスになるようです。関東圏の某国立の大学で英語を教える知り合いの仙人に聞いたら、英語の授業なのに一クラス60人いるという。それ聞いてひっくり返った。そんなんで語学教育できるのか。オレが持っている語学系の授業で30人超しているものは一つもないぞ。

まあ、仙人が多いシステムだと専門教育がやりやすいのでAランクBランクの大学はそれで良いのかもしれんね。うちなんて毎年卒論10数人指導しなきゃいけないし。ありえねー。今からどうやってこちらが手を抜いて、かつそこそこのクォリティーの卒論を書かせられるか、思案中。