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黒澤8作品の格安DVD販売 東宝が差し止め求め提訴

黒澤8作品の格安DVD販売 東宝が差し止め求め提訴(asahi.com)

 「姿三四郎」「生きる」など、故・黒澤明監督の映画8作品を廉価版DVDで販売するのは著作権の侵害だとして、製作会社の東宝が2日、DVDの販売会社に販売中止を求める訴訟を東京地裁に起こした。
 8作品の廉価DVDはコスモコンテンツ(本社・東京)が販売している。東宝は黒澤作品のDVDを1本あたり約6000円で売っているが、コスモ社は約千円。東宝は差額で生じた被害を1500万円と推算している。
 映画の著作権保護期間は旧著作権法では「著作者の生前に公表された場合、著作者の死後38年」だったが、71年から「公表後50年」に改まった。
 東宝は、先の8作品は70年以前の公開なので旧著作権法が適用され、98年死去の黒澤監督の場合、著作権は2036年まで存続すると主張。コスモ社に販売中止を文書で申し入れたが、「黒澤作品は公表後50年たっており著作権は満了した」と返答があったという。

まあ、どちらの法解釈が正しいかは置いておいてですね。

オレは、古典DVD「廉価盤」というものを割に苦々しく思っている方なんですね。いわゆる「名作」には1800円で封切り公開される昨今の映画とは段違いのパワーを持った作品も多い。やはりそういう古典的名作はきっちりと綺麗な状態の映像で鑑賞したい。それを駅の露店なんかで叩き売りされているのを見るのは心が痛むし、それ以前にですね、オレもこういった廉価DVDを数枚買ったことあるけど、実際画質や音声の状態が悪くて結局「正規盤」を買い直すことになったりするわけです。だから、オレは、「廉価版」なんて買うなと言いたい。

でもね、上の記事にあるように、東宝が今時DVDに6000円の値段とつけているんだから、擁護する気なくすよね。6000円だなんて、阿呆かと。「黒澤映画観たことない聴衆」にアピールする気ないだろ、と。「黒澤信者は年配で金も比較的あるから、そのジジイら相手に商売できればそれでいい」というその姿勢には反吐が出るね。まあ、オレもそういった黒澤信者で、しょうがなく何万円も出してボックスセット買ったりしてますけどね。しかしやはり、とっくに投資回収した古い映画のDVDに一枚6000円の値札付けて売るのは、文化に対する冒涜以外の何者でもないですよ。そんなことする暇あったら黒澤映画の素晴らしさを一人でも多くの人に、特に若い人に分かってもらえるような、そういう啓蒙的文化的活動しろっての。そして黒澤DVDを学生でも買えるような値段設定にしろっての。

というわけで、是非コスモなんたらという会社には頑張ってもらいたいです。殿様商売している東宝は死ね。