ジープ雑感

リハビリ中のオレですが、もうけんきゅう報告書や予算の使途報告書もさっさと書き上げて提出しましたよ。下の縦断旅行記にある海の写真を見てもすでにはるか遠い夢まぼろしにしか見えない今日このごろです。

さて、今日は縦断旅行を含めて2週間乗ったジープ・グランドチェロキー4x4 3.7L(レンタカー)のインプレなど書きたいと思います。

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まず予想されたことですが、とにかく燃費が悪い! 街乗りだとリッター4kmとかだし、高速でもリッター9km行くかどうか。縦断旅行ではどんだけガソリン入れたか、計算したくもないです。日本よりガソリンが安いとはいえ(リッター80円ぐらい?)、ガソリン満タンにするたびに50ドル超えるので、もう笑うしかないという感じ。

とはいえ、帰国の荷物とともに旅行したので、何も考えずに荷物をドカドカ放り込んでも余裕なところは良かったですね。1週間ホテルを泊まり歩いたけど、ホテルに着いたあとの荷物の出し入れも楽だし。車体の馬鹿デカさも、日本だとやってらんないでしょうが、アメリカだと大して気になりません。てゆうか、高速道路走っていると、ほんとに馬鹿でかいSUVやらピックアップトラックだらけですね,アメリカは。

インテリアは本当に素っ気ないというか、飾り気がなく、シンプル。事務的というか。もうちょっと遊びや演出があっても良い気がするのですが。

乗り心地は、車高の高いジープですから、とても良いとは言えません。高速安定性も今いちですね。けっこうふらふらします。さらに、100km巡航で回転数が2000ぐらいなんですが、この低回転だと高周波エンジン音が大きくてかなり耳障り。時速120km超えると回転数が2500ぐらいになって高周波音が消えますが、今度は風切り音がぴゅーぴゅー聞こえてきたり、はっきりいってかなりやかましい車です。もちろん、デカタイヤなのでロードノイズもばっちりです。

ただまあ、高い視点と車体のでかさから、精神的に安心感はあるというか、ぶつかってもこっちは大丈夫だろうなという感じがして、なんだかエラそうな車に乗っている錯覚を持って、その点は良いですね(ほんとに良いのか?)。縦断旅行すると勝手を知らない場所を通過したりするわけですが、グランドチェロキーならアメ車だしデカいし外国人でもなめられないだろ、と根拠なく思ったり。

あと、特定の車の機能とはあんまり関係ないですが、クルーズコントロールは今回の長距離旅行には本当に重宝しました。何百キロの高速巡航中のほとんどをペダル操作なし、足はフリーで運転できるわけですから、身体への負担が全然違います。今回の縦断旅行では、夜はさすがに疲れで熟睡できましたが、身体が痛くなるとか筋肉痛がするとか、そういう経験は一切ありませんでした。

以上、総合的に見ると、グランドチェロキーは買えるカネがあったとしても(ないけど)正直あんまり欲しいとは思えませんでした。普通のチェロキーの方がこぶりでフロントマスクもカワイイし、以前レンタカーで借りた時もけっこう好印象でしたね。でもまあ、良い経験になりました。