シゴトが進んでいないにもかかわらず蒜山ユーロカー・ミーティングに参加するために前日から岡山に行ってきました。その前日泊は午前2時まで原稿の校正をやっておりましたが…orz。
前日の宿は,岡山行きを決定したのが遅くて,希望の蒜山の宿がとれなかったので,奥津温泉の中の安旅館(民宿?)にしました。奥津温泉郷は,たいへんこじんまりとしていているものの,けっこうきちんとお金をかけてこぎれいに整備されており,しかし同時に微妙に寂れている感もあるという,なんとも不思議な温泉郷でありました。
で,この奥津温泉の観光的な「売り」が「洗濯」なのだからこれまた微妙な感じです。しかも,その「売り」である「洗濯」の実演が週に一度,日曜日の午前8:30から15分だけ披露されるというのだから,この「観光資源」の地味さも徹底したものです。しかしたまたま一晩泊まった朝がその「地味に貴重」な「洗濯の実演」の日だったので,見逃す手はないと見てきました。
民謡が流れるなか,観光資源となった伝統の足踏み洗濯の実演が15分間行われましたんですが,これがまた微妙でおもしろかったです。観光客が2-30人がじっと見守る,その見守っているものが「洗濯」なんだから,すごくシュールです。しかも,ドラマもなく淡々と「洗濯」が15分続くので,見ている方もリアクションに困ります。困りつつも,リズミカルに洗濯する足からなぜか目が離せない。あれでちゃんと洗えているんだろうか,とか,一枚洗うのにすごく時間がかかりそう,とか,実演で洗濯されているあの服?は誰の服なんだろう,とか,実演している女たちの本業は何なんだろう,とか。色々と考えさせられる15分間でした。
さて,その後,奥津温泉からすごい山道を抜けて午前10:30ごろ蒜山入り。すでにいっぱい欧州車が何十台も駐車場にとまっています。しかも,日本の外車のシェアのほとんどを握っているドイツ車は少なくて,日本でマイナーなラテン車(フランス車・イタリア車)が多いと来た。ひゃっほう! やっぱりラテン車は見ていておもしろいね〜。以下,個人的に好きだった車の紹介。(知り合いがあまりというかほとんどいないので,ほぼすべてオーナーさん不明の無断撮影です。もし問題がある写真がありましたら,申し付けていただければ速やかに削除します)
↓やっと実物を見られて感激! ムルティプラの狼さんの,「サーキットの狼仕様」のムルティプラ。すばらしいです。しかし外装もさることながら,ノーマルな内装に興味津々。内装見ているだけで楽しそうな車です。さらに狼さんと話せて感激。女豹・子豹・子狼さんたちの実物を見られて感激。感激づくしでありました。
さ,以下はオーナーを存じ上げない車ばかりであります。
↓すごいインパクトあったプジョー307cc。フロントナンバープレートがシールになってボンネットに貼ってあった!
↓フェラーリやランボルギーニなど夢世界の高級外車も来ていましたが,個人的に高級外車部門で圧倒されたのがマセラティ! 車種は無知ですのでわかりません(グラントゥーリズモ?)。すげーかっこよかったです。
↓ぬおーっ!初めてみたぜトヨタ2000GT! 半端なくロングノーズなんですね。ユーロカーではないが,オーラではユーロカーに負けておりません。
↓こちらも初めて見たVWシロッコ。かっちょいい!!
↓これも初めてみた,ランチア・デルタ! カッコ良すぎ!!! カッコいいだけじゃなくて味があります。
↓これも初めて。ランチア・イプシロン(Y)の初代。実物は写真よりおとなしい印象。でもアルカンタラの内装が無駄に豪華ですげー。
↓なんか旧車ばかりのような印象を与えかねませんが,そんなことはなくて現役車もいっぱい。カラフルな2シーターの並び。手前からダイハツ・コペン(ユーロカーじゃないけど…),次はすみません,無知なのでわかりません,次はフィアット・バルケッタ,次は2シーターではないけどアルファ・ロメオ147,そしてアウディTT。個人的にはやっぱりバルケッタにぐっときます。
↓2シーターといえばスマート・フォーツー。個人的にかなり興味ある車なんですが,わりと人見知りするのでオーナーグループさんに声をかけることはなりませんでした。
他,大きな収穫としては,蒜山にサイクリングに来てらした某ramrinさんとご主人に(こちらから無理を言うような形で)会うことができたこと。ramrinさんご夫妻はともにイタリア車乗りですが,今回は自転車での参加で,その自転車にも試乗させてもらったし,なんだか話もはずんで,楽しかったです。ますます折りたたみ自転車買うしかない状況に。数少ない知り合いである某テリさんとニアミスするという残念なこともありましたが,全体としてはたいへん有意義でした。スタッフの皆様,ご苦労様です。あと,すごく日焼けしました。Tシャツ焼け。車関係のミーティングって日に焼けるなあ…。
1時ごろには蒜山を後にし,鬼ノ城に行ったりしたのですが,長くなったのでその話はまた明日。