先日,自宅周りを5.8kランしたあと歩いてたら,ガレージで洗車していたオジサンから,
「どうですか,やっぱり違いますか?!」
と声をかけられました。びっくり。そのときNikeの厚底なズーム・フライ3を履いていたからだと思うんですが(色が似ているからヴェイパーフライNEXT%と思われた可能性もあり),見知らぬ人にランニングシューズのことで声をかけられたのは初めてです。それだけいま,ランニングシューズが熱いんだなと実感。
マラソンの世界記録や日本記録更新の影にはナイキの必殺シューズ,ヴェイパーフライがあったし,このまえの箱根駅伝も区間新記録が連発,てか,区間によっては3位くらいまで新記録とかいうすごい状況。世界陸連が厚底シューズを禁止するとかしないとかが大々的にニュースになって,ランナー以外にもナイキのシューズのことが知られるようになったわけです。
ちなみにほんの5年くらい前までは,「ソールが厚いのは足を痛めないようにということで初級者向け,脚ができている上級者は軽量薄底のシューズ」というのが常識だったんです。
で,ぼくみたいな凡人ランナーは薄底シューズなど履いたらケガすること間違いないので,上級者用シューズなんて,購入の候補に入ってなかったんですね。
それが,ナイキが「上級者は薄底」の常識をひっくり返してしまった。厚底で世界記録が生まれるようになった。これは本当に革命的なことで。
するとですね,厚底だと,我々凡人ランナーも,「あれ? 厚底ならクッション性があるから凡人でも履いていいんじゃね?」ということになって,にわかに凡人ランナーが高級な上級シューズに注目するようになったのです。
ハイ,ぼくもそのウェーブにまんまと乗せられて物欲を刺激されています。
いや,凡人ランナーも痛いほど分かっているんです,タイムが出る出ないは練習がすべて,シューズなんてちゃんとしたメーカーのランニングシューズならどれでもたいして関係ないって。はっきりいって凡人には型落ち6000円のシューズで十分だって。靴の事心配する前に練習しろよって。
しかしこんだけ騒がれると,「あれ,もしかしたら厚底シューズって魔法のシューズなんじゃね?」って気になっちゃうんです。
という流れで1月で二足もナイキのシューズを買ってしまいました。さすがに3万円以上するヴェイパーフライは候補にすら入りませんが。
それはともかく。
この流れで,脈絡あまりありませんが,自分がどういうシューズを履いてきたかということに思いをはせたいと思います。だれも興味ないかもしれませんが,自分的シューズ史。
σ(゚∀゚ )オレシューズ史
ぼくは2007年からランニングを始めたのでかれこれ13年弱ラン歴があることになります。レースに出るようになったのは2011年からなので,レース歴は9年弱でしょうか。自分ではそんなシューズ物欲はないつもりですし,今年買ったシューズを除けば,1万円以上のシューズは買ったことない。基本的にセールでモデルチェンジ直前のを1万円未満で買う主義です。それでも振り返ってみるとそれなりの数があるなーと。そのうちの一部を紹介します。
初代シューズ
ランニングを始めたのはたぶん2007年。40歳。アメリカに半年出張しているときに始めた。と思う。
最初のシューズは写真で見る限りアディダスだけど,モデルはまったく不明。さして興味なかったし。
2007年初頭には初代iPhoneが発売されていましたがまだ普及しておらず,当時はApple Nike + iPod sport kitというのでトラッキングしてました。
当時はだいたいキロ6分10〜30秒くらいでしたね。まわりのジョガーにもガンガン抜かされて,むしろ「なんでみんなそんなに速いの?!」と思ってました。
日本に戻っての初代シューズ
2008年に日本に戻ってから買った初代シューズはこのニューバランスのシューズ。モデルは不明ですが,確か,なにか,沖縄をモチーフにしたモデルだったように思います。正直特に思い入れのない靴ですが,2012年ごろまで使っていたようです。
最初のお気に入りシューズ
2011年からレース走るようになって,最初のお気に入りシューズになったのがアディダスのadizero boston! 2012年から2017年ごろまで使いました。足になじんでほんとによかった。
ふだん履きもけっこう活躍
2015年の篠山マラソンの直前に買ったプーマのシューズ。すみません,モデル名は忘れた。
あまりガチ・シューズでなかったので,レースでは上記篠山マラソン以外ではあまり使わなかったけど足にはすごく馴染んで,かつデザインがオシャレだったので,擦れ切れるまで長らくお気に入りシューズでした。
なぜかアシックスとはあまり合わず
アシックスは3, 4足買っているんですが,わりとエントリー寄りのモデルを買っているせいか,なんかあんまり合わないんですよね。単純にサイズがしっくりこない。27.0だと小さすぎるが27.5ではブカブカ,とか。adizero bostonで感じるフィット感が薄い。たぶん自分の足がアシックス向きではないんでしょうね。
そんななか,比較的生き残っているのが,2017年に買ったgel infini。
写真では蛍光グリーンっぽいですが,陽の光に当たってなければわりと黒っぽいんですよね。光に当たるとグリーン。その微妙な色加減が割と好きで,ふだん履きも可能なので,仕事先・出張先で走る予定があるときとかに使っています。フィット感がもう一つというのはやはりあるんですが,軽いジョグでは問題ないので。このシューズはまだ現役です。
2代目メインシューズ
さて,上記gel infiniがあまり気に入らなかったので,数ヶ月後,同じく2017年に自分にとって2代目adizero bostonを導入。
このあたりからBoostという当時にしては厚めのソールになりました。今見たら全然厚底じゃないですが,当時は「なんでadizeroもクッション性志向になるんだよー」などと生意気なことを思っていました。
でもやっぱり自分にはadizero bostonが一番で,長らくメインシューズとして多くのレースでお世話になりました。擦り切れてきたので2020年引退。
ふだん履きジョグ・シューズその2
上記gel infiniは暗いところでみると黒っぽいのでふだん履きに行けると書きましたが,明るいところではグリーンなのでさすがに出張先では履きにくいということで導入したのがナイキ・レボリューション4。
これは学生引率でハワイに行っていたときに,それまで履いていたブラックのランシューに穴が空いてしまったために,急きょMacy'sで買ったものなのですが,生地もロゴもソールもすべてブラックで,「仕事先にも履いていけるジョグシュー」としては理想的なブツでした。50ドル代で安かったし。しかもこいつ,全然悪くないんですよね。フルマラソンでは使ったことないですが,そこそこのフィット感,クッション性で,ぼくはそれまでナイキのランニングシューズはあんまり合うのに出会ってなかったんですが,これは良かった。てゆうか,過去形でなく,今でも現役です。ソールがカッコイイ。
ちなみに現行のレボリューションはソールが白くなってしまったようです。
3代目 メインシューズ
さて,2017年から使ってきたadizero bostonもだんだん擦り切れてきて,次のメインシューズを考えなければならない時期になりました。そんななか,ナイキの厚底シューズがじわじわと話題になりつつありました。その流れを日本において決定的にしたのが,2018年の設楽悠太選手による16年ぶりの日本記録更新(当時。2時間6分11秒)。ここで一気にナイキのヴェイパーフライが注目を浴び,その価格の高さにもかかわらず,その年は入手困難シューズに。
さてその波に乗って買ったのがナイキのAir Zoom Elite。
今はたぶん売っていない,ズーム兄弟でも末っ子の方,けっこうマイナーなシューズですが,海外のレビューサイトではコスパに優れていると高評価でした。スポーツ用品やで,ズーム兄弟でも上級にあたるペガサスターボやズームフライなども履いてみたのですが,個性が強過ぎてしっくりこず,クセが少なく,足にフィットするこいつを買いました。2019年初頭。値段もたしか6, 7000円くらいのズームシリーズのエントリーモデル。
ナイキの厚底の主力クッションソールである「ズーム」を使用したシューズながらも,わりとフツーの履き心地で,厚底初心者には抵抗なく履ける感じで,めでたく3代目メインシューズの座につきました。気に入ってます。
13年ぶりのニューバランス
さて,3代目メインシューズのエアズーム・エリートに不満があったわけではないですが,「用もなく」スポーツ用品店に行くと,ついついシューズを見てしまいます。で,派手なペガサス・ターボとか,ズーム・フライを試着したりするわけですが,高いし,なんとなく足にしっくりこない(といいつつ翌月買っちゃうんだけど)。
いっぽう,リーズナブルなシューズでしっくり靴があって,値段がリーズナブル(6000円くらい)。つい買ってしまいました。ニューバランスのZante Fresh Foam ZANTE PURSUIT。
見た目にもやられましたね。あざやかな青。最近のNikeのフューチャリスティックなデザインとは対照的な,カジュアルでラフな雰囲気で逆に新鮮で(・∀・)イイ!
そしてソールは厚底ブームに背をむけたような,薄底。綺麗にフラットなソール。第31回三田国際マスターズマラソンで使いました。当然あまり弾力はないので,ややバタバタ感がありますが,軽量なのでハーフには良いかも。
結局買ったズームフライ
さて年明けて,帰省先で箱根駅伝見て,区間新連発見て,その後地元に戻って,「用もないのに」スポーツ用品店に遊びに行ったのが運の尽き。スー居人ちゃんにズームフライ見せて「ほらこれが話題のシューズの下位バージョンだお」とかテンション高く見ているうちに,「うーん自分も欲しいかな……」という気になってきて,しかも30%オフだったので……買っちゃいました,一月前にZANTE買ったばかりなのに。
30%オフでも1万円ちょい超えなので,自分史上最高値で緊張します。「プアマンズ・ヴェイパーフライ」的な位置付けですが,いちおうカーボンプレート入り。まあ,プアマンズ……と言っても,ヴェイパーフライはフツーのスポーツ用品店ではなかなか置いていないし。置いてあっても買わないけど。
このシューズはまだレースで使っていないのでどんな感じかわかりません。5.8k自主ランニングを2回くらい走りましたが,印象としては,「クセしかない」。クセが強過ぎてこのシューズが良いのか悪いのか,合っているのか合っていないのかさえよくわかりません。
ただ,非常にふわふわしているという実感と,あとそのふわふわ感と裏腹に,デカい靴なのでドタバタ感も否めない感じかな。そのうちレースで履いてみます。
雨用のシューズも血迷って買ってしまった
さて,ズームフライ3を買った次のレース,先日の第44回十津川 昴の郷マラソンでズームフライを履こうと思っていたら雨予報。ランニングシューズというのは基本的に通気性を重視しているので,雨にはめっぽう弱い。靴の中がずぶ濡れになります。
ということで,買ったばかりの,自分的高級シューズ,ズームフライを初レースでぐしょぐしょにするのは忍びないということで,そろそろ限界に近づいてきた2代目メインシューズのadizero bostonの引退レースとしました。結果的にはPBが出たので良かったのですが。
なんというか,雨の中のレースは何度か経験しているんですが,その度にシューズをダメにしているわけです。レースは,身体自体はどうせ汗だくになるから雨で濡れてもかまわないのですが(寒さ以外は),足元がぐちゃぐちゃになるのは不快だし辛い。
ので,雨のレースは終わったものの,「防水シューズが欲しい!」ということで探しました。防水シューズは,アシックスのゴアテックス・シリーズ,onのwater proofのやつ,NikeのShieldシリーズぐらいしかなさそうなんですが,ぜんぜん店頭にはないんですね。でも地元の神戸サンシャインワーフのスポーツデポには,NikeのShieldシリーズもonの防水のやつも置いてあるという素晴らしいショップ。そして買っちゃいました。
ペガサスターボ・シールド。なんと唯一無二のハイカットシューズです!
正直,「マラソンシューズでハイカットってどうなの?」と思わないでもないですが,でもローカットだと結局足首から水入るんじゃないかと思ったし,防水主眼なので,ここはガッツリ防水のハイカットにしようと思いました。
このシューズは定価がなんと2万円超え!……のところを2割引で1万8千円くらいでした。自分史上では破格の高額シューズですが,雨レース限定で末長く大事に使おうと思っています。
ちなみに一度5.8kランで試奏してみましたが,ハイカット部分が足首に擦れて腫れてしまいました(火暴)。注意して対策しないとハーフやフルでは出血するな。ハイカット部分に絆創膏を貼るとかすればいいかな。
はっきりいってハイカットには違和感がぬぐえませんが,フィット感やソールの弾力はズーム・フライより自然で軽やかで,いい感じ。ハイカット以外は。
以上,自分史上の主だったシューズを紹介しました。てか,もう当分シューズ買わね。買ったシューズでレースを走るのが楽しみです。
いじょ。