iTunes Music Storeはまだか

Appleのフィル・シラー上級副社長が来日していたらしい。気になるiTunes Music Storeについては、impressの記事によれば、以下のようなことらしい。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0315/gyokai119.htm

 だが、シラー上級副社長は、「いまの段階では、今年末までの間には日本でのサービスが開始できるということしか言えない」と、今回の来日とは関係ないことを示唆する。
 もう少し時期を特定しようと質問してみたが、残念ながらこれ以上の答えは聞くことができなかった。だが、その素振りから、年末を待たずにサービス開始となりそうなことは感じられたことだけは付け加えておきたい。

やはり、一部報道にあった「3月開始」の線はないようであります。まあ、同じく3月開始予定のオリコン配信が従来どおりの価格設定(つまり、iTunes Music Storeの基準よりだいぶ高い設定)だったことや、最近の新聞記事で日本の音楽業界関係者が「着うたが曲の一部だけで100円で売れるのに一曲まるごとを100円で売ることはない」というような発言をしていたらしいことからも、「まだ春は遠いな‥orz」ということは感じられたので、予想どおりというか。むしろ、「年末を待たずにサービス開始となりそう」という言葉に「ほんと? 信じていいの?」と半信半疑ながらも希望を持たされるぐらいで。嗚呼、あわれな日本の音楽愛好家たち‥。しばらく辛抱強く待つことにしませう。

ところで、同じimpressの記事で、iPodについて以下のようなシラーのコメントが掲載されています。

 「いま、市場に投入しているiPodは、まだ氷山の一角に過ぎない。デジタルミュージック革命は始まったばかりであり、まだまだ進化を続ける。iPodも次のステップに向けて進化を遂げているが、いま進行している動きは、今年中に、なんらかの成果としてお見せすることができると思う。世界中の音楽を愛している人たち、これを持ち運びたいと思っている人たちのために、手頃な価格で入手できる製品ラインアップをさらに拡大し、これからのデジタルミュージック市場の成長をさらに加速させたい」。

今年中にまたiPodの新展開を観せてくれるという宣言で、たのしみですね。今度は何がでてくるんでしょうね。

ジョブズAppleに復帰して最初にやったことが徹底した製品ラインのリストラでした。その結果、Apple製品の(というか、Macの)ラインナップはミニマルなものになったわけですが、iPodの成功によって、製品ラインの拡大という方向が見えてきています。この調子でMacのラインナップの方も少しずつ拡大して、冒険を観せてほしいですね。その第一弾がMac miniだったんじゃないかと期待しているんですが、楽しみにしたいと思います。