Appleがちょっと嫌いになった日

うちのメインマシンであるPowerBook 12inchの内蔵ハードディスクドライブが死んだ。ま、それはいいんですけど、よくあることだし。普段は外付けで起動しているし、データもすべて外付けなので、内蔵が死んでも、ソフト的被害はない。でも死んだままで放置するのもなんだしな〜内蔵生きてたほうがいろいろ便利だし〜と思って、とりあえずAppleのサポートに連絡して、修理を依頼した(一応保証期間内なのだ)。依頼した次の日にピックアップしてくれて、翌々日には返ってきた。すごい手際のよさで、そこには感心。

しかし、返ってきたといっても「落下による不具合と認められたので保証外ということで修理せずに返品」ということで返ってきたのであった。ははは。落下させて筐体にちょっとへこみも出ていたし、落下させてからHDDが完全に死ぬまでに数ヶ月の間があったけど、まあ、たぶんあの落下が遠因だろうと思われるので、それはまあしょうがない。自業自得。有償でいいからHDD交換してくれんかのうと思ってまたサポートに電話してみた。

「有償でいいのでHDD交換たのみたいんですが」
「見積もりですね。少々おまちください‥‥‥おまたせしました。有償修理はちょっと高い金額になるのですが、12万8千円となります」
え?

ハードディスクなんて2万ぐらいのものだし、工賃だって高くても1万だろう。「どうやったら12万なんて数字が出るんだ」ということでいろいろ質問責めにしたが、向こうは「内訳は答えられない」とか「純正だと部品の値段が高くて」とかいろいろ言われた。純正もなにもハードディスクなんてそのへんの店で買えるだろうが。「お店で買えるのは他社製なので」‥PowerBookの内蔵HDDはもともと他社製だろうが!! てゆうか、AppleはHDDなんて作ってないやんけ!! 「へこんだ筐体を交換する費用でそうなっているのか?」と聞くと「いやそういうわけでもない」と言う。なんじゃそら。じゃあどっから12万がでてくんだよ。わけわからん。ムカついたけど、受け付けているおねーちゃんのせいではないので、ぐっとがまんして電話を切る。

で、ネットでいろいろ調べたところ、Appleの有償修理にはどうやら内訳明細というものは存在しないようだ(火暴)。3段階ぐらいあって、5万、12万、‥というふうに固定料金らしい。つまり、部品代が3000円だとしても、最低の修理料金が5万なので、5万の見積もりになるらしい。ハードディスク交換は12万ランクらしい。

これはですね、ようするにですね、Appleは保証期間外のハードウェアの修理をやる気は一切ないという姿勢ですね。「まあ、12万出せるような金持ちだったらやってやらんでもないよ」ということ。ある意味潔い。しかし、ハードディスク交換で12万出す馬鹿がどこにいるのか。「うちでは修理やる気ないよ」というのはいいんだけどさ、だったらサードパーティーの修理屋に委託するなり、選択肢を用意せいや!

ちょっとAppleが嫌いになった。